建物の屋根をふくための土製焼物。古代ギリシア・ローマには青銅製や鉛製も存在したが,主として中国とその周辺地域に最も発達した。基本形は,平板形,半筒形,両者を組合せた変化形がある。日本では6世紀の末に,中国文化の影響を受けた百済から技術が導入され,飛鳥寺 (法興寺) で初めて用いられたと伝えられる。奈良時代以降は宮殿建築にも使用され,桃山時代の城郭には金箔瓦も現れ,江戸時代以降は平瓦と丸瓦を交互に用いる本瓦ぶきを簡略化した桟瓦(さんがわら)が発明されて一般住宅にも普及した。